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丸山 敏毅
Acta Astronomica Sinica, 56(Suppl.), p.40 - 42, 2015/11
中性子星の中の核物質中で形成される非一様な構造の影響について論じた。核物質の一次相転移に伴う非一様な核物質に関しては広く研究されているが、中性子星の大域的構造に対する影響は小さいと言われてきた。しかし我々は非一様構造が物質の組成に与える影響の大きいことを強調したい。
野田 常雄*; 安武 伸俊*; 橋本 正章*; 丸山 敏毅; 巽 敏隆*; 藤本 正行*
Acta Astronomica Sinica, 56(Suppl.), p.52 - 54, 2015/11
コンパクト星の冷却シナリオを示す。カシオペアA(Cas A)の観測により中央のソースは高い有効温度のコンパクト星で、エキゾチックな相を持たない場合の冷却と矛盾しない。Cas Aの観測データから、Cas Aの質量が太陽質量の1.5倍以上となることが分かる。それは重いコンパクト星ほど早く冷えるという現在のコンパクト星の冷却シナリオと矛盾する可能性がある。我々はコンパクト星の冷却にカラー超伝導のあるクォーク物質の効果を入れ、ギャップエネルギーが10MeVより大きいと仮定した。冷却曲線を計算すると、重い星はゆっくり冷えて軽い星はその反対の傾向を持つことを示した。
武藤 巧*; 丸山 敏毅; 巽 敏隆*
Acta Astronomica Sinica, 56(Suppl.), p.43 - 45, 2015/11
中性子星において実現している可能性があるKaon凝縮とハイペロンの共存を、有効カイラルLagrangianを加えた相対論的平均場模型により調べた。Kaonの凝縮した相がハイペロンの混入した物質中に存在することは可能だが、物質の状態方程式の極端な軟化を招いてしまう。状態方程式を固くし最近の観測に合うようにするために必要な効果について論じる。
安武 伸俊*; Benic, S.*; Blaschke, D.*; 丸山 敏毅; 巽 敏隆*
Acta Astronomica Sinica, 56(Suppl.), p.85 - 87, 2015/11
中性子星におけるクォークーハドロン相転移について調べた。複数成分の系では、相転移の際に構造を持った混合相の有限サイズ効果を考慮する必要性がある。相転移はクォーク物質やハドロン物質のモデルに強く依存し、2相間の表面張力やニュートリノ含有率、温度にも依存する。しかし、モデルによらず表面張力が強いとMaxwell構成法の状態方程式に似たものになり、弱いとバルクなギブス条件のものになることが分かった。また、我々の提唱する状態方程式が与える天体の質量-半径曲線は、観測と矛盾しないことが分かった。